
◆血糖値スパイクってなに?
食後の短時間に、急激に血糖値が上昇した後、正常の値に戻ることを指します。急上昇と急降下をするので、グラフにすると釘(スパイク)のような図になります。血糖値スパイクはここから生まれた造語です。
◆血糖値スパイクって怖いものなの?
血糖値スパイクは、糖尿病と同じように血管の内部を傷つけます。血管内に傷がたくさんできることによって機能が低下、脳梗塞や心筋梗塞に繋がるだけでなく、がんや認知症のリスクも高まるとされています。
◆血糖値スパイクになっているか、どうすればわかる?
血糖値スパイクは食後に起こります。そのため、食後1~2時間後の血糖値を測る必要があります。しかし、普段から血糖値を測る方は少ないですよね。測ったとしても健康診断時くらいですが、健康診断は「空腹時」なので血糖値スパイクは捉えられません。
血糖値スパイクが出やすいのは、40~50代男性や親戚に糖尿病患者がいる方です。また、早食いや炭水化物中心の食生活によっても引き起こされる可能性があがります。
◆血糖値スパイクの防ぎ方
生活習慣で血糖値スパイクを起こりにくくすることができます。簡単なことばかりなので、日頃から心がけて健康習慣を作りましょう。
①食事の基本!1日3食
空腹時間が長くなると、血糖値スパイクのリスクが高まります。1日3食規則正しく食べることが大切です。
②食べる順番は「野菜から」
野菜・海藻をはじめに食べましょう。定食だとサラダですね。野菜を肉・ご飯の前に食べることをベジファーストと呼び、ブドウ糖の吸収を緩やかにしてくれます。
③30回、よく噛んで食べましょう
よく噛んで食べると、血糖値の急上昇を抑えられます。目安は1口30回です。30回はどうしても無理…と言う方は、1口に入れる量を減らしてみましょう。